現在ネット上にはたくさんのボイストレーニングや、発声練習の方法がアップされています。
が、練習場所に困っていませんか?
集合住宅だったり、仕事や学校で帰りが遅くなると、大きな声で歌の練習をするのは難しいですよね。
カラオケやボーカルスクールに通う時間がない方は、この記事を最後まで読んで、毎日の習慣にしてみてください。
早い人だと2週間ほど、遅くても1ヶ月後には変化を感じられます。声を出さなくても、歌声は鍛えられるんです。
今回は、自宅でできる自宅ボイトレ第1弾としてブレストレーニングをご紹介します。

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声の材料は息

まず、当たり前の事ですが、声のもとになるのは息です。その息が、強かったり、弱かったりフラフラしてたら、当然声もフラフラしちゃうんですね。
そうすると、喉の筋肉を緊張させて声をコントロールしようとするから、音程は不安定になる、歌詞は聞き取りにくい、声量はない、高い声は出にくい、1時間カラオケしたら喉枯れる。。

みたいなフルコンボ状態になるわけです、それは避けたいですね。
そこで、まず、呼吸を安定させましょう!というわけです。

まずは息を自由にコントロールできるようになろう

「息をコントロールと言われても、どうすればいいの?」
はい、詳しい練習の方法はこの後書きます。本当のことをいうと、効果は抜群なのですが、練習方法自体は地味なものなのです。
なので、まずは、ブレスを安定させることで得られるメリットを知っていただき、モチベーションに繋げてもらえたらいいなと思っております。

ブレストレーニングの3つの効果

声の安定感が増す

ブレスが安定すると、声が揺れなくなります。最初にも書きましたが、よく考えたら当然のことですよね。
ロングトーンが苦手な人、裏声になると急に声が小さくなっちゃう人は、息を安定させることで、全てではないにしろ、大部分が解決してきます。声を出す前の土台を作るイメージです。これからおこなっていく発声練習においても、呼吸のコントロールというのは大きな助けになっていきます。

歌声の強弱のコントロールがしやすくなる

歌っていて、不自然なアクセントが付いてしまう人、頭の中で思い描いたように声に抑揚が付けられない人、歌が一辺倒になってしまう人、ビブラートが苦手な人はブレストレーニングを積極的に行ってください。自由な呼吸は、感情を声に乗せるための大きな武器になります。

音程が正確になる

音程を取るのが苦手な人、フレーズの最初の音がいつも外れてしまいがちな人にとっても、ブレストレーニングは有効な練習です。声を出してから、調節するのではなく、出す前からどの高さで、どんなトーンで、どれくらいの大きさなのかがわかって発声出来る、そんな状態を叶えてくれます。

ブレストレーニングの方法

では早速、具体的なブレストレーニングの方法です。

腹式呼吸をしようとしすぎない

腹式呼吸=吸った時にお腹が膨らんで吐いた時にお腹が凹む
間違ってはいないのですが、これを意識しすぎてしまうと腹筋(腹直筋・腹斜筋)に力が入ってしまい、横隔膜の動きが制限されてしまいます。
腹式呼吸で使いたい腹筋は、インナーマッスルと言われる身体の内側にある、腹横筋という筋肉です。
お腹が膨らんだり、凹んだりするのは横隔膜が動いた結果であって、原因ではないのです。

では、その腹横筋をどうしたら上手に使えるのか、横隔膜が動くってどの状態なのか?
順番に説明していきます。

息は吸おうとしない、勝手に戻ってくる

呼吸というと吸 うことを考えがちですが、しっかり吐き切ることができれば息は使った分だけ勝手に戻ってきます
歌の途中の息継ぎでも、吸おうとする気持ちが強すぎると、喉周りの力みの原因になります。

使うべき筋肉に意識をむける

余計な力みを取り、自然に腹式呼吸を行うには、使うべき筋肉をしっかりと使うことにフォーカスすることがコツになります。
次のように、息を吐いてみてください。

  1. 寒い日に、手の平を温めるように深く「はぁぁぁ」
  2. 軽く上を向いて、空気でうがいをするようにゆっくりと「はぁぁぁ」

イメージはできましたか?
両方とも自動的に腹式呼吸になるはずです。

ちなみに、1.の方が低音域〜中音域、2.の方が中高音域〜高音域の発声のイメージに近いです。
やってみるとわかりますが、両方ともお腹の内側が疲れてきます。
その疲れを感じるところが腹横筋です。
息を吐き切った後、お腹の力を緩めてあげると勝手に息が戻ってくるのがわかると思います。

これが、自然な腹式呼吸です。

息の立ち上がりが遅い時の練習

さあ、自然な呼吸が整ったら次は息をコントロールする為の練習です。
歌う時、出だしの音が合いにくかったり、高い声が苦手な人にオススメの練習です。

みぞおちが軽く凹むくらい、左右どちらかの人差指を差し込みます。
あまり強く差し込むと痛いので軽く、お腹が軽く凹むくらいです。
その状態で、短く・強く・早く息を吐きます。

この時、みぞおちが人差し指をしっかりと押し返すように動いていることを確認しながらやってみましょう。
全然動かないよって人は、腹筋に力を入れすぎているか、息を吐く時に全身に力を込めすぎているかも
力が入るのは、吐く瞬間だけ、インパクトの瞬間だけ、野球やゴルフと同じ感覚ですね。

また、お腹の動きと口から出る息にタイミングのズレがあるときは、喉を使ってしまっている可能性があります。
お腹の筋肉を使って吐いた息がそのまま口から出てくるイメージです。
コツがつかめるまで繰り返してみてください。

安定した声のためのロングブレス

短く吐く練習が出来るようになったら、次は息を吐く時間を伸ばして伸ばしていきます。
次の通り練習してみましょう。注意する点は、息が揺れないこと、出だしから終わりまで均等であること、の2点です。
カウントは、メトロノームのアプリなどがあれば最高ですが、頭の中で数えるだけでもオーケーです。

  1. 4数えながら吸って、8数えながら吐く
  2. 2数えながら吸って、8数えながら吐く
  3. 1数えながら吸って、8吐数えながらく

iPhoneを使ったロングブレスチェック方法

iPhoneにデフォルトで入っているアプリのボイスメモを使って自分の息が安定して吐けているかをチェックします。ボイスメモは、録音ボタンを押すと、波形を見ながら録音をすることができます。この波形に、乱れが無いように息を吐くだけです。吸い方、吐き方は一つ上の見出しを参考にしてみてください。息を吐き出す瞬間に吐きすぎてしまう人が多いように感じるので、一定の強さで吐き続けられるように試してみてください!画像載せておきますので、確認して挑戦してみてください。
※失敗例
最初が強すぎ
※成功例
一定の強さで息を吐けている

簡単な方法ですが、自分の息に強弱なく一定の強さで吐き続けられているのかを視覚で確認できるのでおすすめです。
ゲーム感覚で試してみてください。まずは安定したブレスで20秒を目標に頑張ってみましょう。

毎日続けないと体は忘れちゃう

週に1日3時間の練習より、毎日3分の練習の方が体は覚えます。

マッスルメモリー

体にはマッスルメモリーという機能があり、名前の通り筋肉は運動を記憶します。
初めて自転車に乗れるようになった日のことを覚えていますか?何歳の何月何日に自転車デビューしたと覚えている人はあまりいないと思います。
が、乗り方は覚えていますよね。それは筋肉が覚えているからなんです。発声や息のコントロールも同じです。使うべき筋肉に、運動として覚えさせることができれば、無意識に出来るようになります。

まとめ

今回は自宅ボイトレ第1弾ということで、安定した呼吸を手に入れるためのブレストレーニング をご紹介しました。声を出さなくてもボイストレーニングはできます。自宅ボイトレで声を磨いてください。習慣化するコツは、少しずつ始めることです。寝る前の3分間を声のための時間にしてみてはいかがでしょうか。参考にしてもらえたらと思います。